特技で自分をアピール|知っておきたいオーディションのコツ


オーディションで特技をアピールすることは大切です

ほとんどのオーディションで行われるのが自己PRですが、どういったことを書いて発表すればよいのでしょうか。

オーディションを受ける際、応募用紙に必要事項を書かなければいけませんが、どんな方でも特技など自己PRの欄を記入するとき、どのようなことを書けば審査員の興味を引くのか、印象に残るのか悩むことがあると思います。そもそも、自己PRとはどういったものなのでしょう。芸能事務所に入所するためや、モデルやアイドル、俳優になるためなどさまざまなタイプのものがありますが、オーディションという短時間の中で、自分という人間がどんな性格や長所、魅力があるかなどを審査員に知ってもらうためにPRすることが、自己PRの目的です。芸能人だから外見が良ければいいのではないか、と思う方もいるかもしれませんが、外見だけでよければ書類選考だけでも十分なはずです。しかし、実際のところは見た目が良いだけでは長く芸能界に居続けるのは難しく、その人の個性やその仕事に向いているのかなどを、主催者側としては見極めなければなりません。そこで自己PRという時間を用いて、オーディションの中で求めている人材を見つけていくのです。では、審査員の印象に残る自己PRとはどういったことをすればいいのでしょう。

自分の長所や特技などを自己PRに記入したとしても、普通に書いたのであれば審査員の目に留まることはなかなか難しいでしょう。では、どのようなことを書けば印象に残るのでしょうか。まず、どんなことを特に強調したいのかを考えていきましょう。一番自分が得意なこと、ずっと続けてきた特技を活用して仕事をしたいなど、自分が一番PRしたいことを決定していきます。次にその経験を通してどのようなことができるようになったかなど、自分の個性や人間性を伝えていきます。文章の締めは、これからどんな風に活躍していきたいかでまとめます。その際は、具体的にどのようなことがしたいのか、どのような目標があるのかなど、自己PRを読んだ審査員がイメージしやすいように書くといいでしょう。また、自己PRは審査員に会いたいと思わせるような印象を持たせることが大切なので、主催者側がどのような人材を求めているのかなどをしっかりリサーチすることも重要になってきます。自分が受けるオーディションの趣旨を把握し、それに合った特技を書いていくようにしましょう。ただし、趣旨に合っているからと言って嘘を記入してはいけません。嘘の自己PRで書類審査を通過しても、オーディションの場で特技を披露する際、審査員の印象が悪くなる可能性があることを忘れないようにしましょう。

自分には自己PRとして書くことも披露することもできる特技がないという方も、少なからずいるでしょう。そういったときにはどうすればよいのでしょう。例えば、ダンスや歌など実際にオーディションで披露しやすい特技を持っていなくても、読書が趣味でかなりの量の本を読んでいるといった場合、その知識を広げて自己PRをする方法もあります。また、子どもの頃から習い事として習字やそろばんを続けてきて、それをオーディションの場で特技として披露することもできます。オーディションだからといって特別なものでなければ特技とは言えないということはないので、一般的にありふれた特技であっても、他の人とは違うというところをオーディションで発揮するようにしましょう。また、特技がありふれているからといって複数記入したり、披露するのは控えた方がいいでしょう。なぜなら、オーディションで自己PRする時間は決められていることが多く、短時間であることが一般的です。複数記入しても全て実演することはほぼ不可能なので、自分らしさを一番表現できる特技をアピールすることがオーディションでは大切です。自分はどんな人でどんな魅力があるのかをしっかり伝え、審査員に印象を残すためにも、オーディション前に準備を怠らないようにしましょう。